下高井戸脳神経外科クリニック院長の高橋です。
突然ですが、私は、どちらかといえば内気な性格です。

たとえば飲食店に入るときや、診察の予約をしている病院に向かうときでさえ、
「予約、ちゃんと取れていたかな」「場違いだったらどうしよう」――
そんな小さな不安が、頭をよぎります。

けれど、笑顔で「お待ちしていました」と迎えていただけたとき、
その心配はすっと和らぎ、「来てよかった」と思えるのです。
それだけで、その日一日が晴れやかに感じられる――そんな経験を、何度もしてきました。


「お待ちしていました」の力

先日、北海道へ出張する際にANAのフライトを利用したときのことです。
私の座席に、フライトアテンダントの方が一時的に待機されていました。
「そこが私の席です」とお伝えしたところ、
彼女はにっこりと笑って「お待ちしていました」と言ってくれました。

私はその瞬間、心の中で少し感動してしまいました。
おそらく私だったら、「失礼しました」と言って譲るのが精一杯だったと思います。
けれど彼女の言葉には、“あなたの居場所はここですよ”という歓迎の気持ちが込められていて、
とても温かい気持ちになりました。


派手でなくても、人を安心させられる人がいる

私たちが一緒に働きたいと願う医療事務のスタッフに、
大きな声や華やかな自己アピールは必要ありません。

むしろ、落ち着いた雰囲気の中で、相手の気持ちを丁寧にくみ取り、
そっと温かくお迎えできる方にこそ、ぜひ加わっていただきたいと考えています。

来院される方の多くは、不安や困りごとを抱えています。
そうした方々の気持ちを察して、安心を届けてくださる方を、私たちは心から歓迎します。


こんな方をお迎えしたいと思っています

✅ 言葉よりも、態度や表情でそっと「おもてなしの心」を伝えられる方
✅ 人と話すのは好きだけれど、グイグイした空気には少し疲れてしまう方
✅ 派手ではないけれど、まじめにコツコツと取り組む姿勢を大切にされている方
✅ ひとつずつ丁寧に仕事を覚えていくのが得意な方


「ここにいていい」と思える職場を、一緒につくりませんか

当院のVISIONは、
「人生100年時代を“脳”から支える、地域の専門クリニック」です。

不安を抱えて来院される患者様にとって、
最初に接する受付の存在は、ただの“事務”ではありません。
まさに、医療の入口であり、第一印象をつくる最前線です。

当院では、スタッフ間の不協和音は厳禁とします。
明るく元気な方も、静かで誠実な方も、誰もが安心して働ける空間を守るために、
私自身が責任をもって対応いたします。

一方で、クリニックをより良くするための改善提案や新たな挑戦は大歓迎です。
朝礼・昼礼・終礼で日々コミュニケーションの時間を設け、
「言いたいことがあるのに、院長と話す時間が取れない」ということがないようにします。

もし、過去の職場で「声が小さい」「おとなしい」といった理由で
肩身の狭い思いをされたことがある方がいらっしゃれば、
どうか一度、当クリニックの雰囲気を知っていただきたいと思います。


最後に

「誰かの力になりたい」という気持ちは、
声の大きさや自己主張の強さとは関係ありません。

あなたの丁寧さ、まじめさ、
そして「来てよかった」と患者様に感じていただけるような空気づくりこそが、
私たちが目指す医療の大切な一部です。

あなたの“静かな強さ”を、下高井戸脳神経外科クリニックでぜひ活かしてください。
一緒に、優しさと誠実さのあふれる医療の場をつくっていきましょう。