はじめに:なぜ「社会学」の話なのか?
クリニックの求人ブログとしては少し場違いに思われるかもしれませんが、今日は19世紀の社会学者フェルディナント・テンニースが提唱した概念、
「Gemeinschaft(ゲマインシャフト)」と「Gesellschaft(ゲゼルシャフト)」 についてご紹介します。
これは、簡単に言えば「心のつながりに基づく共同体」と「目的や契約に基づく社会」という、人と人との関係の在り方を表す対照的な考え方です。
私たち下高井戸脳神経外科クリニックは、この両方の良さを取り入れた職場づくりを目指します。
Gemeinschaft(共同体)的なあたたかさを
まず大切にしたいのは、「Gemeinschaft(共同体)」のような、温かみのあるつながりです。具体的には、以下のような雰囲気を重視しています。
① 安心感のある職場で、自分の居場所を感じられること
人は「自分が大切にされている」と感じられる場所でこそ、力を発揮できるものです。
当院は、医療の現場であると同時に、スタッフにとっての安心できる拠り所でもありたいと考えています。
② 垣根を越えて助け合えるチーム
看護師、放射線技師、医療事務など職種の専門性は異なりますが、「それは私の仕事ではない」ではなく、
「困っているなら助ける」という姿勢を大切にします。
助け合いや相談が自然にできる空気が、チームの信頼と連携を育てていきます。
③ 信頼による結びつき
「誰かがやってくれる」ではなく、「この人になら任せられる」「自分も役に立ちたい」。
そんな思いをもって働ける関係性を、日々のやりとりの中で築くことを目指します。
Gesellschaft(社会)的な合理性と公正さも
一方で、温かいだけの職場では、成長や生産性が損なわれることもあります。
当院は「Gesellschaft(社会)」的な、合理性や公正な評価の仕組みも大切にしています。
① 「なれ合い」で残業しない
終礼が終わり、業務が一区切りついたら、院長より先に退勤してもまったく問題ありません。
「何となく帰りづらい」という雰囲気は排し、仕事の後は個人の時間をしっかり尊重したいと考えています。
② 成果に基づいた公正な評価
努力や貢献がきちんと認められる仕組みがあることは、働くモチベーションにつながります。
当院では、独自に設計した人事評価制度を導入し、院長との1on1ミーティングで振り返りや目標設定を行います。
クリニックへの貢献が給与面にも反映されるような給与制度を整えて参ります。
「属人化しない」職場で、誰もが活躍できる仕組みを
下高井戸脳神経外科クリニックは、「ある人にしかできない仕事をつくらない」ことも大切にしていきます。
すべての業務をマニュアル化し、どのスタッフも共通の基盤で仕事を進められるようにします。
これにより、特定の人に負担が集中せず、全員が主役として活躍できる環境が実現すると信じています。
結果として、時間的・心理的な余裕も生まれ、より良い医療提供にもつながると考えています。
ともに成長し、余裕のある日々を
Gemeinschaftのような信頼と温かさ、Gesellschaftのような合理性と公正さ。
この2つが両立することで、組織は健全に成長し、働く人一人ひとりの生活にもゆとりが生まれると考えています。
下高井戸脳神経外科クリニックは、Gesellschaft的な要素の中にGemeinschaft的価値を再構築することに挑戦していきます。
趣味や特技も、活かせる環境を
下高井戸脳神経外科クリニックでは、空いた時間をぜひ、ご家族やご友人との時間、趣味や自己研鑽のために使っていただきたいと考えています。
そして、あなたの趣味や特技が、思わぬかたちでクリニックとコラボレーションできるかもしれません。
たとえば…
- SNSの運用
- デザイン
- アロマテラピーやホメオパチー
- プログラミングや生成AI
などなど。
「こんなこと、役に立たないかも…」と思わずに、ぜひ一度教えてください。
一緒に活かす方法を考えていきましょう。
あなたの力を、この場所で。
下高井戸脳神経外科クリニックでは、「誰かの役に立ちたい」という想いを大切にしながら、
ともに成長し、支え合っていける仲間を募集しています。
「居心地の良さ」と「成果」を両立する職場。
そんな温かくて、前向きな環境を、一緒につくっていきませんか?